会社に3Dプリンターを導入するメリットとは

会社に3Dプリンタを導入3Dプリンタ理論

設備メンテナンス業の私が会社に3Dプリンタを導入してみた

私は再生エネルギー発電所を管理する会社に勤めています。
現在は主に風力発電所の運用保守がメインです。

その現場で私は会社に頼んで3 D プリンターを買ってもらいました。

導入したのは、私がよく使っていて 構造や仕組みを熟知しているender3という3Dプリンタです。
これは約3万円と比較的安価なので会社に話を通すのも容易でした。

今回は設備メンテナンス業で3 D プリンターを導入した際にどのようなメリットがあったのかについてお話しします。

ワンオフパーツを複製し、補修費用を大幅に削減できる

現在日本に建設されている風車は、実はほとんど海外製です。

つまり何かが壊れた場合海外から取り寄せる必要があります。
そのパーツの値段もさることながら輸送費も非常に高額となりがちです。

しかし壊れたパーツが、あまり応力が掛からない部分だったり、温度が上がらないような場所のでは、3dプリンターで作ったパーツで代用することが可能です。

これにより補修によるコストをかなり抑えることができます。

3Dプリンターの材料といえばよくPLAが使われます。
こちらは1kg約3000円です。

私はいつも密度10%で印刷物を作成しますので、1kgの材料の体積の、約10倍の部品を3000円で作ることができるのです。

実際の部品を購入するよりもうんと部品を抑えることができます。

治具を作成し、作業を格段に効率化することができる

治具というのは、 簡単に言えば作業を早くするための道具です。
現場では「こんなのがあったらなぁ」 というのが多発します。

しかし町の鉄工所や、工具メーカーにお願いするにしても時間もかかるしお金もかかる。
そんな時、3 D プリンターがあればすぐに試作品を作り、試すことができます。

必ずしも金属が必要でない部分があれば3 D プリンターで作成した治具で十分に対応できます。

もし実際に試したあと、「やはり金属でなければ給料足りない」という場合もあるかと思いますが、そうなっても3Dプリンタで作ったという事実は無駄になりません。

業者には3Dプリンターで使用したCADデータをそのまま渡せば作ってくれます。

よく「業者に要望を伝えて作ってもらったけども、思ったものと違うものができた、サイズが合わない、実際の現場で使ってみると他の部品に干渉する」といった話を聞くことがあります。

しかし、3Dプリンタを活用することで、部品を印刷し、実際に現場で部品合わせをしてどこにもぶつからないことを確認することができるのです。

後はただ、部品を金属で作ってもらうだけ、これでミスマッチを完全に防ぐことができます。

機器の模型を作ってイメージ共有ができる

冒頭話した通り風車は海外製が多いです。
しかしまぁ海外の風車というのは説明書が全て英語で非常に読みづらい。

そこで初めて交換する部品などがあると、皆で図面を見ながらどのボルトを外せばいいのか、どの部品をどっちに動かせばいいのか、というのを話し合う場面があります。

しかし図面を用いたこの方法だと非常にイメージ共有がしづらいです。
実際に現場を見ているベテランと、基本ずっと椅子に座ってる管理職では認識が違ったりしますよね。
更に見ずらい図面で話を進めても、そもそも読めない人もいるかもしれません。

そんな時にこの3Dプリンターが非常に役に立ちました。

一旦部品の模型を作りそれを手元で動かしながら皆で考えることにより、イメージの共有化を促進することができます。

また3Dデータを作るためのCADソフトでは物理演算や応力計算の機能が付いていることが多く、この中でシュミレーションすることも可能です。

このようにチーム全体としての意思決定に3Dプリンタが有効である場合があります。

会社で3Dプリンタを買う前にここは確認して!

いいことずくめな3Dプリンター導入ですが、その前に確認しなければならないことがあります。

それは会社のパソコンにいくつかの3Dプリンタ用のソフトを導入できるかどうかです。

会社によっては情報通信部などからパソコンへのソフトインストール制限をかけられてることがあります。

よって3Dプリンターに必要なソフトがダウンロードできないことがあります。

ここに関しては先に確認しておくことをお勧めします。

最後に

今回は僕の会社で3Dプリンターを買った際のメリットというのお話しさせていただきました。

約3万円の買い物でしたが、その金額というのは一瞬でペイすることができます。

製造業やメンテナンス業の皆さんは是非とも3Dプリンターを用いて業務改善を行ってみてはいかがでしょうか。

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