急に字が読めず、喋れず、何も理解できなくなりました。

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ある日突然、僕は2歳児に退化した

いきなりですが皆さん何か大きな病気になったことありますか?

無いと答えた方は、今後自分が大きな病気にかかるとは思っていないかもしれません。
思っていたとしても おそらくそれは 妄想の域を出ないでしょう。

私もそうでした、昨日まで日常をただダラダラと過ごす26歳独身引きこもりでした。

しかしそんなわたしに謎の症状が発現しました。
順を追って説明していきます。

この記事の内容は下記動画と同じです。

時間があれば動画の方が分かりやすいので見てみて下さい。

8:00 頭痛で集中できない

会社に出社してすぐに軽い頭痛に苛まれました。

その頭痛は次第に勢いを増していき、 僕の思考能力を奪っていきます。
得意のはずのエクセルも全く手につかず簡単な関数も組めません。

早退してもよかったのですが、大事な仕事があり、せめてそれは終わらそうと思っていました。
しかしその気合とは裏腹に作業は進まず、頭痛もどんどん酷くなっていきます。

そこで僕は先輩にロキソニンをもらいました。
ロキソニンは最も有名な鎮痛薬です。
僕はこの薬を飲んで痛みが引かなかった事はありません。

この時以外は。

10:20 我慢できずに早退するが、すでに異変が出始める

10時を過ぎてから頭を抱える程の痛みでした。
左目の奥、耳の横ら辺がズキズキと割れるようです。

さすがにこれでは何もできないと思い早退を申し出ます。

早く帰りたい一心で小走りで車に乗り込みエンジンをかけます。

僕の家と会社に取りは車で5分。

距離が近いため暖房つけてもどうせ車内はたまりません。

なのでいつもシートヒーターとハンドルヒーターで暖をとっています。
この日もハンドルヒーターをつけようとボタンに手を伸ばしました。

「あれ?ボタンどれだっけ?」

これが最初の異変です。

この時僕はそのボタンの位置がわかりませんでした。

10:25 エンジンとは何かを考え始める

無事家まで運転し、 危なげながらバックで駐車場に格納します。

さて家に入って休もう、そう思いました。

「あれ?エンジンの消し方ってどうだっけ?」

エンジンはプッシュ方式ですのでボタンを押すだけで消えます。

しかし僕はエンジンのスイッチを見つけることができませんでした。

いや、 実際には見つけてはいるのです、確実に視界に入ってます。
目で見えているにも関わらずそれがスイッチだと認識していないのです。

そしてスイッチを探すうちに僕は「エンジンって何だっけ?」と考え始めます。

10:30 自分の駐車場で自分の車に閉じ込められる

ここらへんで僕は自分の異変を完全に自覚しました。

何かがおかしい、自分の体に何かが起きている。早く寝なきゃ。

とりあえずエンジンはいいから車から降りようと考えます。

しかし窓をバンバン叩いてみたり、イスを後ろに倒したり、ダッシュボックスを開けたりしましたが、車からでることはできませんでした。

僕は自分の家の駐車場で自分の車に閉じ込められてしまったのです。

そこで助けを呼ぶことを思い立ちました。
(この脳みそで連絡を思いついた自分を褒めてあげたい。)

胸には会社で支給されている携帯電話がぶら下がっています。

この一日に何時間も触っている端末を握りしめ、睨めっこを始めました。

「これはなんだ?どうやって使うんだ?連絡できるんじゃないのか?」

そんなことを考えながら画面をベタベタと触りまわすと、偶然指紋認証を突破し、ホーム画面が現れます。

ここで、気づきました。字が読めない。

目に入ってくるのは日本語のはずなんですけども、まるで図形を見ているような感覚に陥りました。もちろん内容は全く理解できません。

アイコンの絵からアプリ内容を想像することもできませんでした。

僕はその意味のわからないアイコンの中から必死に電話を探そうとしましたが当然見つけられません。

しかし偶然ホームボタンを長押ししたことによりSiriが起動しました、そこでたまたま僕が口ずさんだ言葉が先輩の名前だったために電話がかかりました。

「はいはいどうした?」と明るく返してくれる先輩の声。

僕は救急車を呼んで下さいとお願いしました。

事後先輩から聞いたのですが、この時の電話は支離滅裂で何を言っているかわからなかったみたいです。

10:45 救急車で最寄りの脳内科へ

しばらくして先輩と救急車が駆けつけてくれました。

その頃には両手が痺れ始め、指がうまく動きません。

しかしなぜか車のドアの開け方を思い出し自力で外に出ます。
その足で救急車まで歩いて行き、タンカーの上に横になることができました。

その時は「初めての救急車楽しみだなぁ」とのんきなことを考えてましたね、アホです。

救急車で搬送中、沢山質問されました。

日本語は理解できますし、聞かれている内容も分かるのですが、答えが全く浮かびません。

頑張ってでる答えは「忘れました」です。

こんなナンパをあしらう様な返答を繰り返すうちに病院へ到着。

MRIでの精密検査の結果

CTとMRIを撮りました。

この二つの検査にを1時間以上かかったんですけども、 その間に僕の容態は回復。
認識力や判断力も元に戻り、通常通りの受け答えができます。

そして検査後、医者から出た言葉は「とてもきれいな頭だね」です。 

検査結果の写真を見ても血管のつまりやその他疾患は見受けられないとのことでした。

「検査で異常はない」というのは、一般の人なら喜ぶところでしょうが、僕は非常に残念に思いました。

もしこの時に血管に何かが引っかかってるとかであれば、それが原因で今回のようなことが起きたと判断できます。

その原因を手術で取り除けば回復するでしょう。

何が原因かわからない、つまり、いつまた頭がおかしくなるかわからない恐怖があります。

1月頃、再度別の大きな病院で頭の中を検査してきます。

今回の症状を振り返ってみて

今回は「認知機能が2歳児になる」という症状が僕におきました。

最終的には何事もありませんでしたが、よく考えると幸運が重なっていい結果になったように思います。

今回は自分の駐車場に車を停めてから症状が発生しましたが、もし会社を早退するのがあと1分遅れていたら、僕は走行する車の中で認知機能を失い、ブレーキの踏み方や、ハンドル操作、交通ルールそのものを忘れていたかもしれません。

たまたま車のドアを開けれなかったのも良かったと思います。わけのわからない状態で北海道の冬に外をふらふらと歩くのは自殺行為です。

またスマートフォンの指紋認証がたまたまヒットしたこと、Siriが起動したこと、先輩に電話が繋がり、僕の支離滅裂な電話で救急車を呼ぶに至ったこと。

すべてが偶然たまたまよかった、そう思います。

僕の日頃の行いがいいのが幸いしました。

しかしながら今回の症状は非常に独特の感覚でした。

発症している間は何も思い出せませんし、記憶がまっさらになるんですけども、何もかもが終わった今であればその当時のことをしっかり思い出せます。

この認知機能を手放すという感覚は非常に不思議です。

何かに例えるとするならば「ゲシュタルト崩壊」です。

皆さんも小学校の頃漢字の練習をしたかと思います。

その時簡単な漢字を何度も何度も書くと、「この漢字こんな形してたっけ」「あれ?本当にあってる?」「バランスがぐちゃぐちゃになってきた?」と、なんか分けわからんくなるような、感情を抱いたことがありませんでしょうか。

ゲシュタルト崩壊しやすい漢字代表の「今」↓
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僕の症状は、世界全てがゲシュタルト崩壊するようなイメージです。

何を見ても何をしようとしても「あれこれこんなんだっけ?」となりました。

何を聞いても「?」が帰ってくる人間とか、絶対一緒に仕事したくないですねぇ。

最後に

今後の検査結果が分かり次第、またここに書き残していこうと思います。

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